ETFEについて

ETFEフィルムは従来の基布層を有す膜材料と異なり、フッ素樹脂単一の新しい材料です。
2017年の告示改正により建築物の屋根として使用が可能となりましたが、
告示改正以前よりファザードとしての使用実績は国内外を問いません。

目的はガラスの代替えであり、高い視認性と軽量性、
および飛散しない安全性を活かして、ガラスでは困難な大スパン開口を実現します。

 

ETFEの特徴

①超軽量
㎡あたりの重さはわずか437gです。
ガラス破片も飛び散りません。

②耐久性
耐候性と耐薬品性に優れています。
経年による白濁がなく、高い透明性を保つことができます。

③遮熱断熱性
2重~4重構造とすることで空気層を設け、高い熱環流率を実現します。

④透明性
可視光透過率が高く、室内でも屋外のような明るさがあります。
昼間の照明エネルギーおよびコストを削減でき、
フィルムの種類を選ぶことで透光率をコントロールできます。

⑤光演出性
LED照明との相性が良く、夜間演出が可能です。

 

主な施工方式

フィルムを二重に張り、内部に空気を送り込みピロー状に膨らませる「クッション方式」や、
膜表面にドット状のプリントを施すなどの技術を合わせることで複層ガラスと同等の断熱性を持たせることが可能です。
なおかつ、ガラスと比べ圧倒的な軽さと柔軟性で安全性にも力を発揮します。

 

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